宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

たかが5分、されど5分

1学期の最後の日(終業式)は平常練習日。
金曜日は、1週間の振り返りをしてから
体育館に入ります。

バレーの事ではありません。
学校生活の振り返りです。

「宿題を忘れて叱られました。」
「〇〇さんとケンカをしました。」
などなど。

担任の先生からちゃんと聞いているので
逃げることは出来ません(笑)

「だから次からはこうする。」
まで言える子はまだまだ少ないので、
そこまで言わせて終わります。





それが終われば、体育館に入ります。

毎月の課題をクリアしている子は
ネットを張ることが出来ますが、
まだの子はじっと立っていなければなりません。




さて、相変わらず
「もっと急げないのか?」
と思うほど、ネット張りが下手な子らです。
下手…というよりも、遅い。
全力でやりきれないところが
この子らの「弱さ」だと思います。

決められた時間を、5分オーバーしました。




「終わりました!」

…子どもたちがコート設営を終えて報告に来ます。
報告に来るのも、ダッシュで来ると決めていますが
ばらつきがあるのが弱い。

「これ以上、全力で張れることが出来なかったか?」

たいがい、そう聞きます。

すると

「いいえ…まだ出来ます。」

100パーセント、そう答えますね…

自分で全力でネット張りをしていなかったことが
分かっているんです。




たかが5分、決められた時間をオーバーしただけです。

でも、自分がチームを創る以上、
そこを大事にしたいと思っています。




「全力で出来ない子らに、
先生が全力を出そうとは全く思いません。
勝手に自分たちで練習しなさい。」

そう突き放して
黙って見ているだけの金曜日でした。





最近、良い成績が出ましたが、
これでは本末転倒。
良いチームどころか、
望んでいないチームになってしまいます。

この夏は、徹底的に作り直し。





あいさつ、礼儀をしっかりと出来る人間に。
何事にも全力で取り組めるチームに。

これがチームの目的です。

目標ではなく、
目的が達成できるよう頑張ります。







昨日から夏休みに入りました。

体験の子が3人も来てくれて
そのうち2人は入ってくれるそうです。

元気で一生懸命な姿を
これからもアピールしていけるチームにします。