宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

スポ少全国大会を終えて 前編

夏の全国大会(全日本)と、春の全国大会(スポ少)の
2つの全国大会を経験させていただけました。

どちらも初出場ながら
「立場」が全然違った2つの大会でした。



全日本のときは、とにかく『無我夢中』でした。
「これが全国なんだ!」と言う感動を
ずっと感じながらの4日間でした。

対戦していただいたチームさんとも
ほとんどが初交流。

とにかく、
目の前の1試合1試合に
全力を出していた大会でした。



「気が付いたら頂上にきていた」

まだ夢の中で、
そんな気持ちにもなった夏でした。







冬から春にかけて行われる、
今回の『スポ少全国大会』は、
男子の部は各地区代表が集まりました。

兵庫県大会、そして近畿大会…と、
物凄いチームさんらとの勝負がありました。


フルセットも何度もあり、
同じ地区にこれだけ競えるチームがあることに
誇りさえ感じた予選でした。


そして、
その『代表』になった限りは
出場された全てのチームさんの代表として
絶対に勝ち上がりたいと感じた『スポ少』でした。







今年度は、静岡県での開催でした。


車窓から時々見える茶畑を見ると、
静岡県に来た~!」
と感じることが出来ました。








大会1日目に予定されていた開会式が
中止になった連絡を受け、
練習試合をすることにしました。


しっかりと調整することが出来ました。

良い部分も課題の部分も
全部が出せた練習試合でした。

うちの子らは、少し課題を持ったまま
当日(本番)を迎える方が集中力が高まります。




…というか、
『集中力』自体が課題のチームです。

自分たちでそれを感じたままで
本番を迎えます。



僕(監督)の仕事は、抑止力(笑)
行き過ぎそうになる、出過ぎそうになる子どもたちを
グッと止めておくこと。

そして、
ここぞのタイミングで扉を開けてやること。

今年のチームは、ずっとそれできました。


扉を開けるタイミングを間違えなければ
爆発的な強さを出してくれる子らです。

ただし、
タイミングを間違えると、、、、、、、、、、
爆発して終わりますが(笑)








宿泊したホテルは、
男子チームが全て集まっていました。


食事の時間も決まっていて、
全チームが集まります。


初日の夕食の時間に確認できたのは、
やっぱりうちの子らが…一番賑やかだったこと。



どんなチームの子らでも
すぐに仲良くなろうとします。
(この力は、正直羨ましいところでもあります)

僕はもちろん、抑止力。


「静かに食べなさい。」
「時間内に食べきりなさい。」
「左手を出して食べなさい。」

特に食事中は、保護者さんがいないので
にらみを利かして…行き過ぎを抑止♪


何をするにも
期待を裏切らないやつらです。









大会会場までは、専用バスで会場に向かいます。
出場試合の順番によって
送ってもらえる時間も決まっています。

何から何まで揃っていて
本当に感謝です。



スカイは最後の便に乗ることになっていました。
時間的にも、
ゆっくりできたので良かった。






スポ少全国大会。

素晴らしい会場でした。


広々とした駐車場から
メインの会場まで、少し距離がありました。

小雨が降っていましたが
子どもたちと傘も差さずに向かいました。
だから、余計に遠く感じたかな。





会場に入ると、
決められた席に荷物を置きました。

この時点で
もう第1試合の出場チームは試合をしていました。




すぐに準備をして、
出番(第2試合)に備えます。




東京体育館での経験は
本当に大きかったなあと感じます。

今回のメイン会場でも
いつも通りの子どもたちでした。



この『いつも通り』できるところが
今年のチームの一番の強さです。

多少の緊張も、
スイッチ一つ入れば大丈夫です。







ただ、夏と全く違うのは
試合の相手をさせてもらえるチームさんは、
常に「全て」をぶつけてくださること。

夏に優勝したことで
それからずっと感じた半年間でした。


招待大会でも、公式戦でも、
相手の気迫の凄さは物凄いものでした。



それはうちにとっても幸せなこと。
「相手さんの本気に立ち向かえるような、強いチームに!」
そう思いながら試合をしてきた日々でした。





この日の2試合は、
しっかりと勝ち切ることができました。


でも、ここで〆ないといけない子らです。
相手があってのバレーボール。

感謝の気持ちを持って、この日を終えました。








2日目の夜は、部屋のお風呂を使うのではなく、
みんな一緒に大浴場へ。

保護者さんたちにお任せをして
僕は部屋でゆっくりさせてもらいました。




ふと、この子たちとの長い時間を思い出し、
それもこの大会が終われば終わるんだと思うと、
何とも言えない気持ちになりました。


「明日の試合、延期になってくれないかな。」
「そうしたら、もう一日子どもたちと一緒だし。」
「1分でも1秒でも、長く試合が見たい。」
「良い試合になればいいな。デュースでフルセット…
痺れるような疲れる長い試合がいいな。」

何か、あれこれ考えていると、
やっぱり、寂しくなりますね。







でもね。

うちの子らは、このままでは終わらなかった。
さすがやな。


この夜、雷を落とされる行動で叱られて…
ほんまに、
最後の最後まで楽しませてくれる子らです。




まあ、早く就寝して
しっかり睡眠がとれたと思います。





パワーMAXで
最終日の朝を迎えることが出来ました。

(つづく)