これまでも沢山の出会いがあり、その出会いがあってこその「今」であることに間違いはありません。チームであったり、指導者さんであったり、保護者さんであったり、もちろん子どもたちであったり。
今年のスカイも、そこに本当に恵まれたチームでした。
静岡県代表のIZULUさん。夏の全国大会にも出場される予定でした。しかし、体調不良のメンバーが出て棄権することに。どれだけ悔しかっただろうかと考えると、あの夏は胸が痛みました。
IZULUさんとは、夏に三重県で練習試合があり、そこで出会ったのが交流のスタートでした。元気で一生懸命な、僕の好きなチームです。一緒に東京切符をつかみ、一緒に喜んでいただけあって、棄権の知らせは辛かったです。
でも、このスポ少全国大会で再び一緒に出場することが決まりました。さらには、最終日の初戦で対戦が決まりました。お互いそこまで負け無しでした。やはり素晴らしいチーム。エースの気迫、レシーブ陣のガッツ、途中圧倒されそうになりました。監督さんと子どもたちが一体となって向かってくれました。スカイも全てを出して立ち向かいました。
大接戦でした。良い試合でした。スカイは試合に勝ちましたが、IZULUの子らの涙の分も頑張らなくてはと強く感じました。試合後に、監督さんとガッチリ握手をさせていただきましたが、心から良い出会いをさせてもらったと感謝をした試合でした。
最終戦は、safilva（サフィルバ）さん。北海道代表のチームです。実はスカイは、夏の全国大会で対戦させてもらっています。お互い、緊張のする１日目の初戦でした。あのときはうちが流れもあって勝つことが出来ましたが、safilvaさんもその後の試合を勝ち続け、全国大会３位入賞されていました。攻守バランスの良い基本がしっかりとしたバレーボールをされます。
全日本大会の初戦で対戦し、スポ少の最終戦でも対戦させてもらうことに。これも、本当に出会いと縁を感じました。やはりsafilvaさんの底力は凄かったです。アタッカーの力強いスパイクと、切れのあるサーブで苦しめられ、流れを止めきれずに第１セットを取られました。でも、まだ大丈夫大丈夫。流れがきたら、いっきに扉を開ければいい…そう思いながら第２セットに入りました。
第２セットも大接戦に。中盤まで、シーソーゲームで進みました。ここで流れをつかんだのが、エース『ゆっち』のスパイクサーブでした。高く回転をかけたボールに、全ての力を込めて打ち込みました。ものすごいボールが相手コートに入ります。ここで一気に流れが来ました。音が出ているんと違うか？と思うほど、彼のスパイクサーブの威力は物凄いものがあります。全国大会の最初の方は、調子が悪くサーブをランニングフローターに変更していましたが、「スパイクサーブでいい。思い切っていけ！」と伝えておいた最終日。本当に思い切って打ち込んでいました。スカイがこのセットを奪い返し、昨晩願っていたフルセットになりました。
泣いても笑っても、このチームで最後のセットです。第３セットが始まりました。最初、両エースのスパイクが連続でアウトになります。０－２…でも、なぜかコーチと「絶対に大丈夫」と話をしていました。このセットも流れをつかんだのが、エースゆっちのサーブでした。この辺りで、チームのスイッチはオンに。ジリジリと点数を開け、最後は乱れた２段トスでしたが、エースが打ち込んで決めました。春の全国も制覇することが出来ました。
夏の全国大会の決勝で出会わせてもらった、富山県の新庄北さん。兵庫と富山と言う遠く離れた2チームが、東京で出会ってから本当に仲良くなりました。練習試合で…招待大会で…そして最後のスポ少全国大会で…。交流させてもらう度に、お互いの関係が深くなっていきました。
スポ少全国大会は、今年から男子を２ブロックに分けて優勝を決める大会になりました。１つはスカイが優勝。そして、もう一つのブロックは、新庄北さんが優勝でした。夏のトップ２が春にアベック優勝。本当にお互いすごい子どもたちだなあと感じます。追われる立場の半年でしたが、最後もこうやって終わることが出来たことは、これ以上ない幸せなことです。
スポ少全国大会が終わりました。いや、終わってしまいました。これでヤンチャ軍団の試合も全て終わりました。たくさんの出会いがあって、色々な経験をさせてもらって、夢のような１年でした。『出会いに感謝』と、心から感じた１年。突っ走ってあっという間だった１年。楽しすぎでした。出会ってくれたみなさんありがとう。
これにて、今年度のチームから新チームに切り替えます。きっと、遅すぎるほど遅い切り替えですが、スカイ新チームも…強くはないですが面白いです。またぜひ交流してください。
出会いに感謝。
出会ってくれて ありがとう。
