今年は出場チームの学校行事の関係で、男子は土曜日開催となりました。
平日の強化練習と、大会前日の練習試合、そして本番の朝の練習…と、やれるだけやって本番を迎えました。
やっと行うことが出来た阪神大会。
春と夏は、コロナで開催出来なかったので、この秋が最初で最後の阪神大会。
6年生をどう起用するかで、本当に悩みました。
うちは下級生のパワーがすごいので、6年生がなかなか目立たちません。
のんびりした子たち。
毎日、とんでもなく元気な下級生にもみくちゃにされて、たじたじになっています。
だいたい、何かを決めるときは一番元気な4年生軍団が仕切ります。
勝手に事が進んでいき、ケンカになり、その仲裁を高学年がやってます。
まあ、それを見ているのが幸せなんですけどね。。。
優しい高学年で助かることも多いです。
「今日もバレーが出来ることに感謝やなあ」といつも感じています。
でも、勝負事は別。
負けていい試合はありません。
だから、起用に悩みました。
他の学年よりもたくさん叱られてきた6年生。
最後の最後まで悩みましたが、やはり最後は6年生の意地にかけました。
試合は、初戦から優勝チームと当たりました。
ここまで、色々な大会で対戦させてもらいましたが、いつも善戦止まり。勝ちきれません。
「この本番こそ!」という気持ちで臨みましたが、コンビバレーの精度が各段に上がっていました。
後半、ものすごい勢いで押していきましたが、最後は高速のスパイクを突き刺ささっていました。やはり強かったです。
うちはエースにどれだけ繋ぐか。
まだ4年生ですが、最近はエースらしくなってきました。
みんなにつないでもらったボールの感謝の意味が分かるようになれば、
きっと凄い選手になるでしょう。
レシーブの要は5年生。
難しいボールもセッターに返球します。ここがしっかりしているのがうちの強みです。
今年は阪神地区の県大会切符が2枚ありました。
毎年、1枚で優勝チームだけが進めていましたが、登録チーム数の関係か、嬉しいことに阪神地区から2チーム行けることになっていました。
初戦を落としてしまい、後が無くなったことで集中力も上がりました。
決定戦に回ってからの試合は気持ちも乗った動きが見られました。
途中、セットを落とすこともありましたが、「あんたらは絶対負けない。カットから攻撃の気持ちでいけ。」と、子どもたちを信じて送り出しました。
今年も6年生を県大会に連れて行けることになり、最後のホイッスルが鳴った時は、嬉しいよりホッとした気持ちでいっぱいでした。
地元に帰ると、会場に入れなかった下級生のメンバーたちが待ってくれていました。試合は生中継で配信してもらっていたので、女子と下級生たちは保護者さんの家でパブリックビューイング観戦でした。近所迷惑になるような大声援を送ってくれていたそうです。一丸となって試合が出来たことに、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
子どもたちには、県大会に出場できるチームとして、何が出来るのかを考えさせました。
今まで以上にバレーボールが出来ることに感謝をすること、挨拶もしっかりすること、学校のこともきちんとすること、そして、県大会に出られなかった子たち、チームの分も頑張らないといけないことを確認しました。
兵庫県大会では、地区予選を勝ち上がってきたチームが揃います。
この1ヶ月、またしっかりと成長が出来るよう頑張りたいと思います。
大会運営に関わってくださったチームのみなさん、
早朝から会場準備や除菌作業など、今年はいつも以上に大変だったことと思います。
本当に有難うございました。