宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

人を育てる

土曜日の日記


【小学部】
昨日は久しぶりに遠征をしてきました。

うちは基本、全部員を連れていく…というスタンスで活動しているので、遠方となると保護者さんも大変です。でも、今のスカイの保護者さんを見ていると、それを楽しんでくれています。有難いことです。

人数が多くなり、男子だけでなく女子も始めたことにより、なかなか難しい部分も増えてきました。練習試合だと、起用の面でも悩みます。せっかくなので、我が子を見せてあげたい部分もあります。大会前だと、そうも言ってられない部分もあります。真面目に頑張った子を何とかしてやりたいと思う部分もあります。技術的に、どうしても下級生がコートに入るときもあります。

色々な葛藤と勝負しながらも、日々、情熱をもって指導をしたいとは思っています。



よく、「感情で怒ってはいけない」とは言います。

普段から、怒らないで叱ることには意識していますが、
時々、腹が立って感情で言葉を発することがあります。

あとで反省するときもありますが、
感情で「叱る」ことは悪くないなあ…とも思っています。



本気でその子のことを考えているなら。。。
いつでも、「家族」だと思って感情を込めているなら。。。




遠征したときの帰りは、
その時に乗せて頂いた車の保護者さんと話をするのが楽しみです。



バレーと関係の無い、なんでもない話。
子育てのアドバイス(私が受ける方)。
学校の話。
そして、バレーの話。




とても貴重な時間です。






【中学部】

週に1回しか練習が無い、うちの中学部。

それだけに、たった2時間の練習時間を
『濃い』時間にしたいと思っています。



昨日は、2019年度卒部生(今年の春に卒部)の区切りの会を行う予定でした。

3月に卒部式が持てず、
ずっと卒部できていない状態で(笑)5ヶ月が過ぎていました。


昨日は、現中学部部員と練習試合をして
最後に記念品を渡し、区切りの会を行うことになっていました。



たった5ヶ月ですが、
すっかり高校生の顔になり、
背丈も大きくなっている5人。

それぞれ、バレー部で活躍したり、違う部活で挑戦したりと、
新しい道を頑張っている報告も聞きました。



今年の卒部生は、5人ともスカイの小学部上がりのメンバーでは無く、
他の小学生のチームで頑張ってきた子らです。

それだけに、難しいこともありましたが、
新鮮な部分も多々ありました。



昨日伝えたことは、中学部の現役時代と全く変わっていませんが、
これからも彼らの活躍を応援していきたいと思います。




現役中学部メンバー。
こちらは、ほとんどスカイの小学部上がりです。


小学生で出来ていたことが
中学生になって出来なくなることはありません。


コートでは歩かない。
ボール拾いこそ全力でする。
顔を見て挨拶をする。

…とにかく、全てに心を感じません。


それこそ、感情をそのままぶつけて
「あんたらのバレーに対する姿勢は…論外!」
「魅力のない選手になるな」
と伝えました。


レシーブがすごかろうが、
スパイクが見事だろうが、
そんなこと、たいしたことではありません。






週に1度しか会わないので、
あまり叱って終わることは避けようとは思っていました。


しかし、先日、
OBたちが中学部の練習を見て後輩たちに

「スカイらしくないぞ」
…と伝えてくれたことが響いています。

言うべきことは今言わないと…と、思い直しました。






バレーの選手である前に
一人の人間を育てるのが自分の役目。



指導者である以上、
自分も後悔の無い指導をしていこうと感じた時間でした。








朝、5時に起きて、
小学部の遠征と中学部の練習が終わり、
帰宅したのは…22時。

中学部の区切りの会があったにせよ
どんだけバレー漬けの生活をしてんねん…と
1人突っ込みをしながら…バレーの日記を書いている日曜の朝です。