宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

目が肥える

あっという間に、主催大会(インターネット杯)も、スポ少の県大会も終わりました。今年はイン杯の2日目に参加できずに残念でした。まさか公式戦とかぶるとは思っていませんでした。

でも、1日目が高学年、2日目が低学年で参加という初めての試みでしたが、たくさんのチームさんと交流をさせてもらえ、良かったです。

今年は開催前日に広島の八本松さんが来てくださり、一緒に練習をさせてもらいました。到着して即、1セット。大会で、対戦したことのないチームといきなり戦うときの練習です。相手の癖や狙いをいかに早く見つけられるか。相手はさすが全国出場チーム。わずか数点で弱点を見つけてそこを中心に攻撃。いやはや、さすがでした。その後は、練習方法をいくつも教えていただきました。

八本松さんとは、実はインターネット杯に初参加された年よりも、ず~っと昔に交流させてもらっていました。不思議な縁で主催大会でまた再会させてもらえました。これからも勉強させてもらいます。

スカイの今年のイン杯。
2日目にスポ少県大会があり、ここで上位に入るのが目標だったこともあって、一番ヒートアップしていたでしょう。なかなかスイッチの入らない高学年に、前日まで焦っていました。6年生の性格からすれば、ここが限界かなと思いつつも…何とか「目標を達成させてやりたい」という気持ちが、逆効果になっていたこともありました。結局、最後まで子どもたちを信じて押し切って指導しました。

スポ少県大会当日。西のチームがずらりと顔を並べ、雰囲気がすごかったですね。名前だけで5点も10点も取られそうになるのを、「大丈夫大丈夫」と自分自身が強気でいきました。

この日、4戦しましたが、相手はみんな全国大会経験チームです。子どもたちも緊張したでしょうが、最後まで頑張ってくれました。準々決勝では、2セット目に大接戦になりました。極度の緊張からか、うちの6年生は2人もコート内で涙していました。うちの子らしいです。19-20の場面で、うちのキャプテンにサーブが回ってきました。どんなサーブを打つだろうか…と思いながら見ていましたが、丁寧に…いや、言い方を変えれば「安全に」入れていました。

もちろん、安易にカットされ、最後はズドン。その瞬間、大泣きをしていました。メンタルを鍛える難しさを感じた瞬間でもありました。今年の6年生は、真面目で優しい。素敵な部分を活かせなかった指導者の力です。結果は残念でしたが、貴重な経験が出来ました。

高学年が県大会で試合しているとき、低学年の2・3年生たちはイン杯に出場していました。まだまだ、攻撃力はありませんが、カバーの動きやハイセットまで、なかなかレベルの高いこともこなす子らです。色々なチームの指導者さんにお世話になり、充実した一日になったようでした。課題もたくさんある子らですが、バレーが大好きなチームです。3年後、4年後…どうなっているのか楽しみです。

チームを再スタートして2回目の6年生たち。このチームで少し勝ち負けが出来るようになったのも、今まで交流してくださったチームさんのおかげです。本当にレベルの高い練習試合にも、たくさん行かせてもらえました。若干、最近はそれに『目が肥える』ようになったのか、初心に戻らなければならないなあと感じることもあります。指導者も保護者も、これが当たり前、これが当然になってはいけないなあと感じるこの頃です。

自分のチームのことだけ考えてもいけません。一度存続できない経験をしたからこそ、恩返しもしていかねばと感じています。

また、たくさんの素晴らしいチームにお世話になっていますが、スカイはスカイらしく、今の大所帯を何とか続けていけるよう、自分なりにアレンジしたチーム作りをしていければと思います。

今年もあと1ヶ月ほどですね。忙しい時期に入りますが、みなさん身体を大切に…風邪に注意して…バレーボールを頑張りましょう。今週末は2大会あるので、また頑張ってきますね。