宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

スポ少兵庫県大会を終えて その②

予選がスタートしました。苦手な第一試合からの出番です。対戦相手は、師匠のチームです(あくまで、僕自身が勝手に昔から師匠にしているだけで、ずっと目標であり尊敬する監督さんです)。


今、自分のしている指導や起用方法は、師匠のやっておられたことを自分なりに解釈をして、そして作ったり使ったりして真似をしてきました。



やはり素晴らしいチームでした。
フルセットまでもつれこみました。


そしてこのとき、師匠と初めて県大会で対戦させてもらったときのことが蘇ってきたんです。



あれは20年以上前の秋の選手権大会でした。終始うちのリードで進んでいて、僕自身が「もう勝った!」と思っていました。

しかし、師匠はそれまでベンチに座っておられたのに、ふと立ち上がられたかと思うと、コートにいる子どもたちに一声かけられたんです。

すると、あっと言う間に子どもたちの動きが変わり、一気に逆転されました。あの時ほど、指導者としての差を感じたことはありません。当時のスカイの6年生と一緒に、試合後に泣きまくりましたが、その『あの時のこと』が…蘇ってきたんです。



でも、指導者として成長した姿を見てもらいたい。
そう思い、焦り出しそうな気持ちをグッとこらえてベンチにいました。タイムで戻ってくるスカイの子らにも、淡々と指示を出して最終セットにかけました。

最後も良い試合になりました。
うちが何とか勝たせてもらいましたが、やはり、指導者としてまだまだ追いついていませんでした。





あの頃は、兵庫県のチーム数が全国一のころです。小学生とは思えないレベルばかりで、近畿どころか県大会に出られるだけでも大変なことでした。

当時の指導者さんは、本当に熱かったです。若かった自分にとっては、この人たちに追いつきたい…と、ずっと思っていたなあ…と。全日本の県大会のベンチなんて、足が震えてましたから。。。





師匠との試合で長くなってしまいました。それぐらい、僕には意識を持ってしまうチーム。気がつけば、追い続けてもう25年目に入ります。

姫路JVC
これからも、ずっとずっと、憧れでいてください。






2回戦は、ここ最近ずっと切磋琢磨の試合が続く、東播地区の加古川疾風さん。メンバーもたくさんおられて、層の厚いチームさんです。

一緒に兵庫の男子を盛り上げながら、お互いに良い試合が出来るよう頑張っています。



昨年の全国大会のかかったスポ少近畿大会では、決勝で兵庫県対決が出来ました。昨年の男子は本当に大変でした。近畿や全国で負けなかったのに、公式戦で何度も敗れたのが県大会です。力が拮抗した、凄い年でした。

この試合もフルセットに。

第3セットは、後半まで相手の流れでしたが、流れを戻したのが「かいり」のサーブでした。実は前日練習で一番叱られていた子です。でも、ここでやってくれました。流れが一気にスカイにくると、最後は5年生エースが決めました。


決勝トーナメント進出です。
あと一つ勝てば近畿大会。

相手の監督さんは、
僕が大学生時代に全国に何度も出ておられる
凄い指導者さんです。

この指導者さんの影響で、
教師になってすぐに男子チームを創りました。
強豪チームを作られる凄い方です。


今回はスカイも集中を切らすことなく、勝ち切りました。
この時点でスポ少近畿大会の切符をつかみます。



さあ、決勝。
兵庫県チャンピオンとの勝負です。


つづく…