宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

ライバルがいたから その2

準決勝のカードは



宝塚スカイ ー 加古川疾風
石海 ー 夢クラブ

となりました。




まずはスカイと加古川疾風の試合。

昨年度のチーム から
疾風さんとは何度も勝負してきました。


昨年、今年と、
何度も準決勝や決勝で当たり、
ついに今月は
スポ少近畿大会の決勝戦
全国大会をかけての試合もしました。


フルセットもたくさんありました。
昨年はデゥースで
30点までいった試合もありました。




2年続けての名勝負をさせてもらった
加古川疾風さんとの公式戦も
今回の県大会で最後。





運良く、うちはまだ負けていません。

「今回も大丈夫!」

それが自信ではなく、
油断になったかもしれません…







この日は珍しく、
猛獣…いや、
珍獣のセンター(オルフェ)が
全く機能しなかった一日でした。


どれだけ調子が悪くても
どれだけ機嫌が悪くても、
最後は帳尻を合わせてくる能力があります。



第1セット。
後半、上手くプレー出来ない自分に
イライラしているのは分かりました。

そこに、痛めている膝に
ちょいと痛みが走ったようで
試合中にコートで横たわりました。



タイムをとり、
オルフェの横までいきました。


「どうすんの?変わる??
変わるんなら、さっさとベンチに行きなさい。
どうすんの??!」





冷たい言葉に聞こえるかな(~_~;)


でも、
彼と6年間一緒に過ごしてきて、
とっさに出た言葉です。




優しい言葉なんていらない。

もちろん、
叱ることもしない。



とっさに、でも、淡々と伝えた、
「どうするの?」
と言う言葉でした。










「でます…」

その一言でした。




本当に痛いのは分かっています。

でも、少しだけ
別の意味があることは感じていました。





メンバーチェンジをせず、
そのままセンターに入りました。





ムードは相手側で、
1セットを奪われました。


しかし、
逆に2セット目は奮起して取り返します。




フルセット。

また…フルセットか。。。




終盤まで大接戦が続きましたが、
最後まで気合いのあった疾風さん。

公式戦で、
スカイは初めて負けました。



「やっと勝てました!」
相手のエースくんが
試合後に話にきてくれました。


素晴らしい汗と笑顔。

この日のスカイには無い、
僕の好きな雰囲気が相手にはありました。



完敗でした。











反対ゾーンでは、
西播同士の素晴らしい試合。


夢さんの攻撃力。
この一年で大きな成長を見せていただきました。



そして石海さん。

繋ぎのバレーボールは
毎年毎年見事です。
感動の粘りの試合でした。





試合は接戦となり、
最後は石海さんが勝利。






加古川疾風 ー 石海

勝戦のカードが決まりました。




試合はコート横でずっと見せていただきました。

やっぱり、
勝戦のベンチはいいなあ。。。




何度も経験させてもらえた年ですが、
やはり羨ましかったです。





優勝は石海さん。

監督さんが
子どもたちと喜んでおられる姿に
また感動させてもらえました。











これで、
今年度の県大会は全て終わりました。


たくさんのライバルがいて
たくさん頑張ることが出来ました。

たくさん鍛えてもらえたから、
成長が出来た一年でした。







ありがとうございました。

本当に楽しかったし、
実は苦しかったし、
でも楽しかったです。







春からも
兵庫県大会に出させてもらえるよう
頑張るしかありません。


来年度はどのチームさんが
県大会で活躍されるのか。


楽しみです。









スポ少全国大会では、
兵庫県の代表として頑張ります。

ライバルでいてくれた
みんなの分も、頑張ってきます。