教え子から連絡があり、
近場で飲むことにしました。
僕が正規採用される前なんで、
大学を出たピチピチの（死語か…笑）ころの教え子。
当時は小さくて
いつも手を繋いでいた子でしたが、
今はもう三十代半ばになり、
貫禄も出てきていました。
僕が二十代前半で受け持ったんですから、
あれから25.26年が経ちます。
何と言っても、僕が50手前ですからね…
そら、教え子らも大きくなります。
子どもも大きくなり、
家も建て、
立派な青年になっています。
彼の宝物は、
当時僕がその子の勉強にと作った
「かけ算の表」だそうです。
僕には記憶に残っていませんが、
その子にとって
「自分のために先生が作ってくれた」
その嬉しさがたまらなかったと。
来年は娘さんが2年生になるので、
その表を使ってかけ算を教えると。
そして、
学級通信も
ずっと残してくれていると言います。
僕ね、学級通信の名前、
昔から全く変えてないんです。
『ガッツだゼ！』です。
終わりの挨拶も
『シーユー・アゲイン！』です。
これからも
このまま。
ずっとこのまま♪
あれから歳をとり、
周りが若手ばかりになりました。
立場も
高学年専門のような
生活指導専門のような
難しい立場になりましたが、
子どもらと手を繋いで走り回っていた
若い頃の気持ちに戻れた時間でした。
昔は子どもらとの距離が近かったな…
歳だけでなく、
何というか…気持ちの面でも…
僕にとっての宝物は、
家族も友だちも仲間もだし、
今まで26回担任したクラスの教え子らも
大切な宝物です。
ざっと数えても900人。
上手くいかなかった年も
もちろんたくさんあるけれど、
一年一年が宝物になる幸せの仕事。
やっぱり他には無いと思います。
頑張らないとなあ…と
改めて感じます。
