宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

20期生キャプテン

今日は一日、京都に遠征してきました。
京都生まれで市内の小学校にも通っていたので、
「京都らしい景色」を見るとホッとしました。

さて、今日も暑かったですが
しっかりとセットをさせてもらいました。

良い部分も悪い部分も出ましたが、
やはり実戦形式で練習しないと見えない部分があり
貴重な一日となりました。

この1ヶ月でたくさんの失敗を繰り返し、
少しでも確実なものにしていけたらと思います。





なかなか「らしさ」の出ない6年生キャプテンに
かなり詰めていきました。

うちのキャプテン「なおき」は、
信頼のできる真面目な子です。

小さいのですがその分スピードがあり、
運動神経も良いものを持っています。

ただ、キャプテンとして動けているかというと
まだまだ…
「かゆいところに、あと少しで届かない」
そんな状態が続いています。

真面目で一生懸命なところと、
「あと一歩」の精神的な成長を期待して
今年のチームのキャプテンを任せました。



毎年、この大役を任せる子には
「他の子の10倍、努力しないといけないが、やるか?」
と聞きます。

監督が指名して、本人が納得してから引き受ける…
そんな決め方をしています。




「なおき」は、まだまだ自分のことも精一杯。

コートではレシーブの要でもありますし、
失敗しても表情を作るように伝えていますし、
チームの流れが悪くなれば、
まず第一に声掛けをするようにも言ってます。

とにかく、毎日いっぱいいっぱいの状態。



必死でいっぱいいっぱいになると
少し涙が出てきます。

ここを乗り越えて、心も強くなれば
良いキャプテンになると信じています。




今日の最終セットは、
いつものように流れが悪くなりはじめて
チームが沈み始めたときに…
「ここで仲間の顔を見て、言葉をかけに行け!」
「今、自分がそんな顔をしてどないするんや!」
と、詰めていきました。

少しの涙が、大雨になって…
最後はドシャ降りの顔になっていました。




今日も帰って一日をふり返り、
バレーノートに書いてくると思います。
いつも真面目に丁寧で、感心します。
そこが彼の良いところです。

まだまだ、小さな巨人ですが
心の大きくて優しい
20期生のキャプテンに育ってくれるでしょう。





涙が自信に変わるときが楽しみです。