初め出場したときのドキドキ感。大舞台で初勝利したときのワクワク感。そして、まだつかんだことのない大きなタイトル。それが近畿選手権大会。

今年も兵庫県大会を通過し、憧れの舞台に立つことが出来ました。この時期、どこも完成されたバレーを見せてくれます。高さを活かした攻撃的なチームもあれば、見事なコンビバレーで勝ち上がるチームもあります。だから、冬の近畿選手権は本当に面白く、価値のある大会だと思います。

今年は和歌山開催でした。スカイが初めて近畿選手権大会に出場した会場で、懐かしく、そして「今度こそ」と言う気持ちで溢れた大会になりました。
全5試合のうち、フルセットが3つ。大会を満喫した…なんて余裕は無く、本当に苦しい試合ばかりでした。特に大阪代表戦はフルセットも先にデゥーズをとられ、ギリギリの状態から、よく巻き返したもんです。
本番は3セットすればいい、ピンチになっても落ち着け…とはよく伝えていますが、あの場面で落ち着いてプレーが出来た子どもたちは素晴らしかったです。


どこのチームもそうですが、声をからして応援してくれる保護者さんに、喜んでもらいたい…そう思う気持ちは常にあります。流れ一つで一気に逆転したりされたり。なかなか、思い切った起用が出来ない未熟さを感じた大会でもありました。

決勝は滋賀のチームさん。実は今年のチームでずっと対戦したかったチームさんでした。レシーブ力・スピード…とにかく素晴らしいチームだと聞いてきました。うちが全日本を落とした夏、そして台風で流れた夏近畿、対戦したくてもなかなか会えずにここまできましたが、近畿選手権大会の決勝戦と言う最高の舞台で対戦させてもらえました。

試合も最高でした。フルセット、そしてまたデュース。子どもたちも、1点が入るたびに走り回っていました。あの場面でも強気のサーブを打ち続けた子どもらは、このチームになった後半戦の強さでもありました。
念願の近畿選手権大会チャンピオンになることが出来ました。本当に疲れた試合でした。

大きくて重い金メダルを頂きました。たくさんお世話になってきたチームの皆さんがいること、そして支えてくれるお父さんお母さんに感謝を忘れず、次の大会に向けてまた頑張ってくれたらと感じています。

この日、下級生たちが別の大会に参加していたので、みんなで写真が撮れずに残念。またチーム一丸となって、全国大会に向けて練習に励みます。
大会を運営頂いた皆さん、役員の皆さんには、素晴らしい大会を開催して頂いたことに感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。またこの大会に出られるようなチームを…と意気込んではいます。現実はそう甘くはないですが、目標は大きく。そして諦めず。常に全力で。
