宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

近江の国合戦2023を終えて

今年で第20回大会の近江の国合戦大会。スカイはスタート当時から出場させてもらってきました。コロナで数年間中止の時期はありましたが、またこうやって県外からたくさんのチームが集まり、交流させて頂けたことを嬉しく思っています。

この大会で忘れられない思い出があります。第7期生のときの試合でした。当時は2人の6年生がいました。どちらも140㎝台前半の小さな小さな6年生でした。2人が拾って拾って、どんなボールも最後まで諦めずに追いかけていました。その2人のうちの片方が、試合中にボールを追いかけて壁に激突。運悪くそこに突起物があり、足を負傷しました。救急車で運ばれて、何針も縫う大ケガをしました。

しかし、当時はギリギリのメンバーで戦っていたので、病院から帰るなり「出ます」の言葉に驚きました。もちろん、出すこともしていませんが、6年生の意地に涙が出てきた試合でした。


その他にも、20年の間にたくさんの思い出を作らせて頂いた大会。盛大な開会式が今年は中止になり、少し残念でしたが、こうやってまた呼んで頂いたことに感謝の気持ちでいっぱいです。



今年は、スカイから1つ参加に決まりましたので、19人全員をベンチに入れました。これも主催する皆さんに感謝するところで、交流大会とあってみんなで参加出来たことが良かったです。同じ番号がコートに3人もいたりする場面もありましたが、「構いませんよ!」と快く認めていただけました。有難うございました。




約60チームが参加されていました。会場もたくさんありましたが、スカイの初日は小学校が会場だったので、比較的いつもの雰囲気で試合が出来ました。

予選ブロック3試合、そして勝負の順位決定戦も全て勝てました。スカイ男子、スカイ混合の2チームを交互に出しながら、たくさん試合をさせて頂きました。混合チームのメンバーも、色々なポジションを試してみました。秋の選手権に向けて、混合チームも頑張っています。


男子は…なかなか大きくならないですが、コンビを入れた速い攻撃を確実に出来るように練習中です。この大会では相手さんとの身長差にかなり苦労しました。やはり身長が欲しい。でも無いものは仕方がないので、もっともっと正確なパスを求めて頑張りたいと思います。





見事に1位リーグである『信長杯』に進むことが決まりました。ここからは1試合1試合が全力勝負ですね。子どもらも、次の日がどんな対戦になるのかは分かっていたと思います。各府県の代表クラスが揃うリーグに進んだことで、気持ちも高くいきたいところでした。

…と言いつつも、やはり子どもですね。宿舎では楽しそうにしていたようです。僕が懇親会でいなかった時間は、きっと全快だったことでしょう(笑)




2日目の会場は、大会メインの会場でした。広くて凄いチームが揃う会場の雰囲気に圧倒されそうでしたが、運良くサブコートからのスタート。余計な緊張も無くいけそうです。

狙うは、二次予選のブロック3試合を全て勝ち、大会ベスト4まで残ることでした。近畿大会に出ておられたチームも一緒でしたが、行けそうな気がしていました。



初戦からフルセットになり、大逆転で勝利します。これはいけると思いましたが、そんな簡単にはいきませんでした。2戦目は18-21.18-21で惜敗、3試合目は近畿出場チームに最初から混合チームで勝負。あと少しのところまで追い詰めました。2セット目は男子に交代をして勝利。このチビチームがよく取れたなあと感じました。フルセットも競り合う展開になりましたが、やはりエースがしっかりしている相手さんのスパイクが拾えず、ベスト4の夢は消えました。


広いコートに移動し、負けたら終わりのトーナメント初戦。愛知県の強豪チームと試合をさせて頂きました。高速のクイックや速いサーブに終始押され、ここで今年の近江の国合戦は終わりました。






よくやってくれた2日間でした。小さなチームですが、これだけ頑張れたことに自信もつきました。また、スカイ男子だけでなく、スカイ混合のメンバーの底力も見せてもらえました。これから秋の選手権に向けて、ダブル県大会出場を目指して頑張ります。

みんなで寝泊まりし、保護者さんとも懇親が出来た楽しい2日間でした。秋は大会や遠征など、行事もたくさんあります。一つひとつの時間を大事にして、成長していきたいと思います。




大会関係者の皆さん、素晴らしい2日間を有難うございました。また来年も行かせてもらえるよう頑張ります。懇親会も楽しかったです。ほとんど記憶が飛んでいますが…