決勝戦の第一セット。
大差を開けられた状態で
ふと思い出したのは…
開会式が終わったときに
とある監督さんに言われた言葉でした。
「今、しんどいでしょう?笑」
緊張で顔が引きつっている自分に向けて、
声をかけてくださいました。
2番手、3番手から優勝を狙うときと、
逃げ切らないといけないときとでは、
「しんどさ」が全然違うよね…と。
「でもね…」
そこから、ふっと楽になるような
気持の持ち方のアドバイスをいただいたんです。
「そうですよね!そう考えたら…♪なるほど!」
気持がいっぱいいっぱいだったのが
ふっと楽になりました。
どんな言葉だったかと言うと、
内緒です(笑)
とにかく、
全く押されている状態で
その言葉が頭に出てきました。
「大丈夫!大丈夫!」
気持を落ち着かせ、
子どもたちには
「1点ずつ、1点ずつでいこう。」
「まずは5点」「次は10点まで!」
大逆転よりも、
小さな目標を持たせて(全く聞こえてないようでしたが…笑)
流れがこちらにくるのを待ちました。
それでも、
熱くなる両ベンチに向けて
審判から注意もいただきました。
「マスクは、ずらさないように!」
ベンチからの声など、
ほぼ聞こえない状態の決勝戦。
思わず、ずらして声を出すほど
ベンチも熱くなっていました。
後半、やっとスカイらしさが出て
じりじり…追い上げます。
最終的に
14-21
で落としましたが、
子どもたちの動きは戻ってきたように感じました。
よし、2セット目や!!
子どもたちに気合いを入れて
次のセットにの準備をしました。
もう後がない状態でしたが、
「あの言葉」の通りにいこうと思いました。
(続く)