宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

大会記

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今年度最後の『宝塚大会』が終わりました。

どのチームの子どもたちからも

「いい試合を…」と言う

良い雰囲気が伝わってきました。



独特の緊張感と共に…。。。






昨日の大会記を書きたいと思います。。。



長編になりますが、

どうか、読んでやってください。。。











うちの豆らは、数日前にスポ少の公式戦で

まさか…の予選負けをし、

この大会こそ…とは思っていました。




1月に、このチームで半年振りに再スタートし、

それから約3週間。




何から再会すればいいのかも分からず、

戸惑って焦って…の日々でした。






「感覚ぐらい、すぐ戻るだろう」

と思っていたのですが、

意外にも感覚って鈍くなっているもので

あのレシーブピカイチの子が…と言うプレーも未だに見えてます。




しかし、

体(身長)…こそ、さほど変わっていませんが、

心はグッと成長していた6年生たちでした。




長い間の付き合いで、

何となく「成長したんやな…」と伝わるものが多く、

高学年男子、独特の「男らしさ」も出てきました。




少々の僕の言葉にも、動じなくなりました。



嬉しい反面、良い意味で少し寂しくもなる時期ですが、

この辺が、今回の決勝進出にも出たんだと思います。






大会前日の練習も、

「これはまずい…」の状態でしたが

この子らには、そんなことを跳ね返す成長もあったんでしょう。


ケガ無く病気無く、

ここまで来たのも、この子らの強さなんだと思います。










メンバー不在中、

夏、秋…の宝塚大会は

1回も勝てずに惨敗の予選落ちが続いていました。


最後のようで、

まだ2回目の宝塚大会。




宝塚のチームは、本当にレベルが高く、

予選を勝ち上がるのも一苦労です。




振り返ってみたいと思います。







【予選1回戦】(対 すみれリバース)


うちはシードも無く、

秋季大会、初戦で『準優勝』のチームと当たります。


昔は、決勝で対戦することの多かった

はぎぼん監督率いる『すみれリバース』です。



大接戦になりました。



が、ここで前回の悪夢がよみがえる・・・

ここぞのサーブミスがまた出てきます。

それでも、よくくらいつきました。


19-21

20-22



最後の1点は、『かずひろ』の「パンケーキ」(手のひらで床のボールを上げる)が認められず、

本人もベンチも

「上がってる!!!!」と思わず一瞬抗議した場面でした。





また1点が取れず、

初戦を落とします。


それでも、苦手な相手に接戦し、

子どもたちに「いける!」と言う表情が出ていました。



残り全勝することで、

まだ優勝の可能性があります。





ここからは、1戦1戦が勝負。






【予選2試合目】(対 安倉バレーボールクラブ)


ここから波に乗り始めます。

友だちの先生が指導者に就任したチームです。



勢いでサーブ、スパイクが決まり始め

予選ブロック2位で通過。






午後から…ホント久々の決勝トーナメントです。

何だか、、、それだけで嬉しくなりました。。。








【準々決勝】(対 西谷ビーバーズ)


西谷さんは、コツコツとつないでくるレシーブの上手いバレー。

先日の練習試合でも負け越していました。



ここで、やっとエースが噴火してきました。

上がったトスを、しっかり打ち込めた試合でした。

本番で、何とかストレートで勝つことができ、

これでベスト4進出が決まりました。







【準決勝】(対 長尾エンゼル)


さあ…前回優勝チームです。

同じ体育館で練習する、うちの女子チームです。



この試合…大歓声で…あまり覚えていません。。。

が、気迫だけは物凄いものがありました。



練習では、セットを取れてないでしょう。

が、この大舞台で、子どもたちがやってくれました。



第一セットは、サーブもミスがありませんでした。

4試合目だったので

少し疲労も見えていたのですが、ここぞの気持ちが切れない試合でした。


第二セットも、集中力が素晴らしく

目がイキイキしていました。。。




試合前に

「久々に先生を決勝のベンチに座らせてくれ!」

とだけ言ったのですが、

見事…2-0のストレート勝ち。




子どもたちよりも、

保護者さんたちがお祭り騒ぎでした。。。


豆ら、やってくれました。。。







【決勝】(対 小浜スマイルズ


久々の決勝戦です。

うちのコートの方が先に終わったので

豆らは、となりのコートを見ていました。

コートの中で話をしている子どもたち…


一番可愛い時間でした。




相手が決まりました。











…小浜さんです。








長い間、一緒にやってきましたが

決勝で勝負するのは、『初』じゃないでしょうか。。。


それ以上に、

今年も豆らは、しんどい時も、勝てない時も

ず~っと一緒に練習してきました。

練習試合の数は、今年ダントツで多いのが小浜さん。




チーム事情もよく分かっているし、

向こうも色々知ってくれています。



保護者さん同士も仲が良く、

まさか最後に、公式戦の決勝で勝負できるのが

嬉しい瞬間でもありました。




正直な話…

「勝負!!」と言う気持ちが全くありませんでした。


勝ちたい…と言う気持ちはありましたが、

「良い試合をしたい」

それが一番ありました。




それは、向こうもそうだったんじゃないかな…

準決勝までの雰囲気と

お互い、全く違って

「最後に、この場所で出来たことに感謝」

そんな試合でした。





だからこそ、

自分のチームの子どもたちを

ゆっくり見ることが出来た試合であり、

相手のプレーの成長もゆっくり見ることの出来た試合でした。



「今日の○○○は、調子ええな♪」

「お!今日は○○と○○のコンビがしっかり合ってるぞ!」


相手チームなのに、そこまで見てました。






そして。。。

自分のチームの子たちを見ていて

特にジーンとした場面がありました。


おされている場面で

『かずひろ』が全員に指示を出しているんです。

もう、笛が鳴っているのに

一人ひとりのところに行って、笑顔で声かけをしています。

この子の、物凄く成長した部分です。



きっと、

順風満帆にみんなできていたら、

こんな姿、見れなかったと思います。




もう一人、『なおや』の全力プレーです。

パニックになるぐらい、大声で気合を入れてます。

自分自身が声を出していないと

焦って戸惑って不安で…ワタワタしてしまうんでしょう。。。


余裕の無い子なのに、、、


失敗して焦っている時に

「なおや!カッカすんな~!笑え~!!」とベンチから言ったとき、

ニコッと笑った顔が最高でした。









この大会も、

順位は本当にどうなっていたか…分かりません。

どのチームも、優勝しておかしくないし、

うちが予選で終わっていても

おかしくないレベルでした。。。





【宝塚冬季大会】

優勝 小浜スマイルズ

準優勝 スカイアタッカーズ

第3位 長尾エンゼル・すみれリバース






まだまだ、、、色々技術的なこと以上に

クリアするべきチームの課題はあります。



最後のミーティングは

「常に冷めない人間でいなさい…」と言う話だけしました。



うちのチームにいる以上、

一生懸命にプレーすること。

笑われても、けなされても、

全力でプレーすること。






残りの時間、残りの大会、

僕もしっかりと課題を持っていますから…。







写真…いい顔してるでしょ♪

6年生は、それなりの時期で、

無理やり笑わせたって感じもしますが(笑)



でも、、、

11人いるはずが、10人。






大会の朝。。。

紅一点の『かんな』が体調不良になり、急遽帰りました。








実は、まだ11人で撮った写真が一枚もありません。





今度こそ、

11人の揃った写真を撮りたいと思います。









今週末は、、、和歌山で合宿!

日曜日は招待大会(新人戦)もあります。


小豆たちも、先輩たちのプレーに続けて欲しいなと思ってます。






まだまだ…

6年生との時間を大切にしますね。

てか、僕が6年生離れできません…(笑)


6年生、次はエクシードカップです♪



(読んでくださって有難うございました…♪)