宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

阪神選手県大会2021 女子編

夏は4枚の県大会の切符がありましたが、
秋は3枚の県大会切符をかけての勝負となりました。


朝、大会会場に着き、
何か不思議な感じがとれません。

何だろうなあ…
寝不足かな…
いや、違う…


あ…
そうだ…
「おれ、女子の大会会場に来るのは初めてだな…」

…だからなのだと感じました。




今まで、男子会場ばかり担当してきたので、
女子チームが集まる公式戦なんて来るのが「初」。

23年目にして…「初」



あの、男子独得の暑苦しい雰囲気ではなく、
さわやか~な朝を迎えることが出来ました(笑)





スカイの高学年女子たちが続々と会場に到着します。

案の定…かた~い表情。。。
笑ってしまいました。


ミーティングでは、
集中させる中にも
すこし気持ちをほぐせるような言葉を伝えました。


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さて。
シード4チームを相手に
2つ勝たなければ目標の県には進めません。

初戦の相手が、夏に負けたシードチームだったので
「とにかく初戦、やってきたことを出そう」と、盛り上げていきました。



実は前日にセンターブロッカーが怪我をしてしまい、
本番、出場することが出来ませんでした。

なんせ、彼女の高いブロックで攻撃を止め、
エースにつなぐバレーを作ってきました。

そこが無くなり、
しかも急きょのポジションで当日を迎えるとは…

子どもたちも、前日に動揺していましたが
「大丈夫、ここを乗り越えよう」と約束して終わってました。

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試合が始まりました。

エースのサーブで流れをつかみ、
リードをつけての展開に。

途中、追いつかれそうになりましたが
見事に第1セットをとりました。



「よし、このままでいこう!」

第2セットがスタートします。

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高さを活かして攻撃を増やしていましたが、
そこが無くなったのでエース勝負に。

うちの女子エース、真面目でとにかく一生懸命。
とにかく絶対に手抜きをしない子です。

そこが裏目に出て、失敗することもありますが
「この子で失敗したら後悔は無い」と誰でも感じるほど。

この日も、見事なスパイクを決めていました。



まわりの子らも、「エースにつなげ!」と、
懸命にボールに食らいついていました。



お世辞にも、運動が得意だ…という子の集まりではありませんが、
うちの女子は、本当に素直で真っすぐです。



2セット目、粘りますが 16-21 で落とします。
さあ、フルセット。




男子に比べ、
まだまだ試合慣れをしていない女子です。
公式戦のプレッシャーからか
表情も厳しく、声もなかなか出せませんでした。



第3セットも大接戦になりました。

15-15
デゥースです。


真面目なキャプテンが、カットをミスして 15-16…
もし、次を落とせば…女子の公式戦が終わります。



相手のサーブがセンターに飛んできました。

キャプテンがカットするも、
少し後ろに反れます。

ここで…5年生コンビがボールに反応。
しかし、逆にぶつかってしまい…ボールが落ちます。



試合終了の笛が鳴りました…

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「負けてなくような練習をするな。」

普段からそう言って頑張らせていますが、
6年生の女子たちはみんな号泣していました。



ふぅ…
勝たせてやれんかった。。。

終わってから、悔しさが沸き上がってきましたが、
これでバレーが終わるわけでもありません。


この経験でまた一回り成長し、
レベルアップしていけるチームになります。

対戦してくださったチームのみなさん
ありがとうございました。







そして…
昼からの開始が予定されていた男子会場に、
僕は向かうことになります。

男子チーム。
自分にとって
こだわり続けてきたことがありました。

今年は、子どもたちの力で
何とか全日本の県大会も勝つことが出来ました。

さらに良くするために、
そして、
来年度のチームの土台をかためるために…
ある「挑戦」を続けていました。



「もし、これで結果が出なければ…」

色々な思いを持って、男子会場に。
さあ、どうなるか…

(つづく)