宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

潮見ファインカップ


貴重な経験をさせて頂いた二日間でした。女子と下級生たちは別の招待大会に呼んでいただいたので、6年生男子だけの遠征になりました。9人…いるはずの6年生男子。でも、二人が学校の登校日と重なり、初日は7人で行くことに。当日まで元気に揃うか心配もありましたが、無事に出発することが出来ました。


圧巻の開会式でした。46チームが松山東雲(しののめ)高校・中学校の体育館に集まりました。強豪校である東雲高校・中学校の体育館で行われた開会式。潮見の子どもたちの歓迎の言葉は、とても感動させてもらえました。今年度の全日本全国大会に、5年生チームで出場されている潮見さんです。ピリッとした中にも、温かみのある素晴らしい開会式でした。




会場を後にし、予選会場へ。スカイのいる会場にも、全国大会に出られたチームが揃っていました。そして、子どもたちも会いたがっていた広島の原南さんが、横のコートで試合をされていました。女子の全国優勝チームです。アップから練習、そして試合と、しっかり見せてもらいました。監督さんともお話をさせてもらえました。他にも、全国常連チームさんの練習や試合の運びなど、勉強するところばかり。とにかく観るのが楽しかったです。



さて、スカイの出番です。やはり遠くまで来ると、アップの仕方も声の出し方も全然違いました。子どもたちも、いつもと少し違う雰囲気にキョロキョロしていましたが、気持ちを入れてスタート。さあ、ほとんどの得点をライトエースとレフトエースで取っているスカイだけに、この2人がいない初日がどうなるのか…とても楽しみでした。やはり、2枚がいないときに大活躍したのが、センターのオルフェでした。バレーのセンスはチームナンバー1です。よく拾ってつないで、そして打っていました。バックのメンバーもよく拾いました。「今日は自分の出番だ!」とばかりに、ボールに飛びこんでいました。


予選3試合を見事に勝ち切り、2日目にA級トーナメントに進むことが決まりました。「オレ、今日は打ちまくったから、明日は二人に任せて拾うだけでええわ♪」と、初日を終えたオルフェが言ってましたが…もちろん、喝を入れました(笑)



子どもたちと一緒に夕食を取り、そのあと温泉にも行きました。少し距離がありましたが、みんなで歩いて行きました。何でもないその時間が貴重だなと感じるこの頃です。「もうすぐ中学校にいっちゃうんだな。」と思うと、やっぱり寂しくなりますね。温泉から出たところで、この日いなかった二人が到着。これで9人が揃いました。9人、だれが欠けてもいけない今年のチーム。9人揃うから今年の強さがあります。明日の試合、この子たちなら大丈夫。そんな気持ちになりました。



2日目。まずは二次予選から。全国大会出場チームが揃った一日でした。スカイの子らは、朝から食欲全開。パワー満タンで試合に臨みました。歯車がかみ合っていると、本当に無限の強さを感じます。たまに、逆もあるんですけどね(苦笑)。二次予選をブロック1位で通過で最後の決勝トーナメントに進出決定。46チームから6チームまで絞られました。開会式を行った、あの松山東雲高校・中学校に移動し、さあ、残り3試合です。



スカイは準々決勝から登場しました。ここもストレートで勝利。後ろのコートでは、今年一年切磋琢磨してきた石海男子さんが試合されていたので、子どもたちはその応援をしていました。相手は岡山の県代表チーム。170㎝越えのエース二枚が打ち込んできましたが、さすが石海男子のレシーブ力。見事に勝ち上がってこられました。スカイの子らも大喜びです。

ベスト4は、スカイ・福島・原南・石海男子…この4つで準決勝でした。全日本の全国優勝チームが揃う、豪華な準決勝でした。そして、どちらの試合も大接戦で、どちらもフルセット。うちは福島さんとの対戦。激しい打ち合いで1セット目を取られましたが、後半の追い上げで大逆転。決勝進出が決まりました。

【準決勝】
スカイ 2-1 福島
原南 2-1 石海男子


勝戦は原南さんに。さすがに女子の全国優勝チーム。レシーブ力も見事だし、エースも本当に素晴らしかった。うちのエースの力強いスパイクも、シャットアウトするブロック。そして、落ちるはずのボールをすくい上げるレシーブ陣。感動でした。また勉強させてもらえました。最後も大接戦になりましたが、何とか制し、参加46チームの頂点に立つことが出来ました。



最優秀選手賞に、うちのライトエースが選ばれました。後の彼のバレーボールノートには、自分だけで取った賞ではないことが書かれていましたが、本当にみんなでいただいた賞だったと思います。初日の一次予選を、両エースがいなくても他のメンバーが頑張ったことで勝ち残れたこと…今回のキーポイントだと思います。9人で頑張ってくれました。大会後、決勝で戦った原南さんのメンバーと一緒に写真を撮ってもらいました。忘れられない記念の写真になったでしょう。


今回、チーム作り、子どもたちへの接し方、そして監督としての考え方など、勉強になることばかりでした。潮見さんのように、歴史のあるそして素晴らしいバレーをされるチームに近付けるよう、スカイもまた頑張りたいと思います。二日間、本当に有難うございました。保護者のみなさんやOB・OGのみなさんが一生懸命運営されているのを見て、感謝の気持ちでいっぱいになりました。お世話になりました。



【塩見ファインカップ
優勝 宝塚スカイアタッカーズ
準優勝 原南(広島)
第3位 福島(和歌山)・石海男子