宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

7月の課題

今年のチームを見ていると
 
何かに向かって『やりきること』『一つになること』…の必要性を感じます。
 
 
 
 
実は6月の末に
 
子どもたちに課題を与えていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
「今月末までに、開脚で頭が付くようにしておきなさい。」
 
イメージ 1
これは、OB(今の高校生たち)…が小学生時代の写真
うちは、毎年…同じように柔軟で課題を与えています。
 
 
 
 
 
 
 
 
そう言って、6月の末に試験をしたのですが、
 
ほとんどの子が…出来ませんでした。
 
 
 
てか、練習してなかったんでしょう。
 
様子を見ていると、練習しているかどうかなんて、分かります。
 
 
 
合格しなかったその日は、
 
バレーの練習の時間を割いて
 
ずっと、、、頭が付く練習をし…。
 
9人全員、その日のうちに達成しました。
 
 
 
 
 
 
「ほら…。たった2時間、その気を出してやるだけで出来るんや。
 
いかに自分たちが練習してなかったか、分かるやろ。」
 
 
 
 
 
 
 
今年の子どもたちは、
 
「まぁ、何とかなるやろ。」と言う気持ちが多い。
 
頑張って達成する…と言う頑張りが足りない。
 
 
 
 
 
 
 
いくら達成したと言っても、これでは、合格とはいえません。
 
今度は時間を1ヶ月間のばし、
 
今度は『肩まで』付くように…伝えました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そのテストの日が
 
昨日(7月29日)だったんです。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
子どもたちが忘れないよう、
 
この7月は常に
 
「今月中に肩まで付くんやぞ、コツコツやっとかないと、出来ひんで!」
 
と、言い続けてきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さあ、試験。
 
9人が一人ずつ…監督の前で開脚をして
 
をつけていき
 
つけていき…
 
つけ…
 
ません…(怒)
 
 
 
 
 
 
9人中、合格したのは、
 
6年の『しょうご』、5年の『たくみ』、4年の『しお』の三人だけ。
 
 
 
もともとの体の柔らかさはあるものの、
 
三人だけって、、、。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
約束通り、この日は達成できた三人だけで練習。
 
残りの子らは、ずっと肩をつける練習をしていました。
 
でも、先月の「頭まで」違い、
 
さすがに「肩まで」はちょっと頑張ったぐらいで合格なんて出来ません。
 
 
 
 
 
 
だから1ヶ月以上も時間を与えておいたのに、
 
また同じ『ミス』をした、残り6人。
 
 
 
 
 
 
最初は、
 
「たぶん、また出来なくても…当日何とかなるやろ。」
 
「まあ、頑張った風な顔を見せておけばええか。」
 
「ちょっと叱られたら、また練習させてもらえるわ。」
 
…とでも思ってたんでしょうね。
 
そんな雰囲気がありありです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最初は笑顔を見せながら…の不合格組でしたが、
 
そのうち、合格した三人が
 
一生懸命にバレーの練習を頑張っているのを見て
 
焦っていたようです。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
半日が終わり、
 
合格しなかったメンバーに聞きました。
 
 
 
 
「あのな、今日までに、
 
ホンマにコツコツ頑張ってきたか?まぁ、何とかなるわって思ってなかったか?」
 
 
 
 
そう聞くと、4年生、5年生は…黙ってました。
 
図星だったんですね。。。
 
 
 
 
 
 
さて、6年生。
 
同じ質問に…
 
「(毎日練習)してきました!」って言ったんですね。。。
 
 
 
 
まぁ、してくるって言うのにも、程度があります。
 
出来るまで毎日頑張ってやることも、「してきた。」でしょうし、
 
風呂上りにちょこっとやっただけでも、「してきた。」でしょうから。。。
 
 
 
 
そこは、頭の良い6年生たちなので
 
あえて…
 
「そうか、一生懸命にやって出来なかったのなら仕方が無い。
 
先生が大事にしているのは、
 
やってもいないのに、やったフリをすることや。
 
人間やし、頑張っても出来ない事もある。
 
でも、頑張ったその時間が大事なんや。
 
お前ら(6年)が、一生懸命にやったけど、出来なかったのなら
 
それでええ、明日からバレーの練習をしよう。」
 
 
 
 
 
 
 
攻めの言葉ではなく、
 
受け入れる言葉で言うと、、、
 
 
6年たちは…
 
 
 
 
 
 
「…やったと言っても、ちょっとしかしてません…。」
 
「…ぼくも…です…。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう自分たちから言ってきました。
 
 
 
 
 
 
「そうか、ほんなら出来るまで頑張ってこい。
 
合格をするまで、バレーの練習はささへんぞ。」
 
そう伝えました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6年生には、もう一つ
 
「下の学年をもっと引っ張れ。バレーに対する意識は、自分たち(6年)に合わせさせるんや。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう言って、6年生とも別れました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「やばいなぁ。。。」「しまったなぁ。。。」
 
そう感じたら、良いでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
手抜きでも、何とかしてもらってきた3ヶ月。
 
その弱さが、ここぞで出てきたのが見えてます。
 
 
 
その意味でも、先日の先輩の試合を見て欲しかったのもあります。
 
 
 
一生懸命に練習し、
 
チームで目標を持って望み、
 
そして、
 
勝って喜び、負けて悔し泣きをしている…先輩たちを見て、
 
「この子らにも、ただ平然とこの夏は過ごさせたくないな。」
 
と思いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、
 
今日も昼から練習です。
 
 
 
 
 
今年の夏は、
 
技術だけでなく、心も強いチームにしていきたいと感じています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
目標は、心が強くて優しい男子チームです。
 
イメージ 2
 
 
========================
第12回インターネット杯の受付は
8月1日(月)開始です。
36チームになり次第、終了とさせていただきます。
 
インターネット杯 公式ホームページ
========================