先日、出勤してからの話。
体育担当の僕は、朝一番にプールの状態を見に行きました。
「気温、水温、、、良し!」
さて、職員室に帰ろうと思ったら…
保護者らしき人が、学校に入ってきました。
ん?いや、保護者さんにしては、若すぎるな。。。
そして、何か言いたそうです。
「道に、鳥の親子がいて、車にひかれそうなんです。。。」
「え??鳥?!」
後輩の先生と2人で、
学校のすぐ横の道路へ。
おった!!
??カモ(鴨)?!
でも、親鳥らしきものしかおらん。
親子やと言われたんだが…
恐る恐る近寄ったら…
ヒナ鳥らが、みぞにはまってるヤン!
しかも、10匹もいる。。。
何とか助けないと…
が、ここからが大変。
みぞにはまったヒナたちをつかもうとしたら、
親鳥は威嚇してくるし、ヒナは逃げ回る…
みぞの奥は、トンネル状態で
そこに逃げ込むヒナ鳥たち…(汗)
そこに入ったら、どうしようもないやん~。。。
親の声が聞こえると、ヒナも出てくるんですが、
やっぱり捕まえようとしたら、トンネルに逃げていきよる…
(しかも、親鳥は威嚇威嚇威嚇~!!してくるし…汗・汗)
後輩の先生と相談した結果…
「親鳥もみぞに入れてしまおう!」
…と言う、大胆な方法に出ました。
親が入ったら、ヒナたちはくっいていくだろうし、
そこで一網打尽や~!!
…てな具合で、ちょいとムチャして親鳥をみぞに…苦笑
案の定、ヒナが出てきた!!
ま~た、ここからが鬼ごっこ状態。
出られないヒナたちを捕まえるために、追いかけるんですが
向こうも必死で逃げます。。。
(人間たち)「まて~!!焼き鳥にするつもりはない~!!」お前らを助けるんや!」
(鳥の親子)(「捕まってたまるかいな~!逃げろ~!!」…と言ってる気がする)
何とか、ヒナをたちを1匹、1匹…と捕まえ、
途中は、みぞ(生活廃水が臭くてたまらんかった…汗)に足をつっこんで
網を持ってきて、カゴを持ってきて…
ヒナが捕まるにつれ、
親鳥が発狂?し出しました。
その時です。。。
勢い余って飛び上がったと思うと、
車がビュンビュンと通る道路に飛び出しました。
「あ、あぶない!!!」
1台のスポーツカーが、勢いよく突っ込んできて、
親鳥とぶつかりました…
羽が飛び散りました。。。
一瞬、本当に覚悟をしたんですが、
何とか無事だったようで、
そのまま飛んで行ってくれました…ホンマにホッとしました。
「親、大丈夫やったみたいや!!」
「でも、遠くに飛んでいってしまった…」
とにかく、残りのヒナ鳥を10匹全部捕まえ、
運動会で使う、玉入れのカゴに入れました。
正直、めちゃめちゃ可愛いやん♪
でも、そんなこと言ってる場合や無いで…
野生に帰らせないと…
でも、親が飛んでいってしもうたぁ。。。
悩んでるヒマもなく(もうすぐ授業の時間になったので…)、
ヒナたちを入れたカゴを持って、
周辺を歩きました。
「何とか、このヒナの声を聞いて、戻ってこんかなぁ!」
坂道を歩いていたら…
バサバサバサ!!
親が帰ってきた!!
ヒナ鳥のテンションも上がります。
親は、早く返せ~!って感じです。
分かった分かった、横にある川に放してやるわな~!
と、柵を乗り越えて、川にヒナたちを放してやりました。
そうしたら、すごい勢いで親と子たちがひっついて…
そのまま、川を上っていきました…
二度とみぞに
はまるなよ~!!
そう言って、1時間目の授業にギリギリ間に合いました(笑)
こんな経験、めったにでけへんわ。。。
でも、目の前にカモの親子がいました。
さわっちゃいました。
いい経験?が出来たな~と思っています。
(次の日、少し離れた場所で、カモの親子を見た!と、
クラスの子が連絡くれました。
あの親子なんかな…早く大きくなれよ~!!)