宝塚スカイアタッカーズ 監督のブログ

宝塚市 小学生・中学生 男子・女子 バレーボールクラブ

全国大会を終えて


全国大会が終わりました。

ずっと憧れていた全国大会は、
ずっと憧れていた通りの場所でした。

夢のような4日間で、
あっという間に過ぎていきました。



初日は開会式の予定でした。

しかし、
コロナの影響で中止となりました。



開会式は、圧巻で壮大で…
とても感動すると聞いていたので
とても残念でしたが、
大会を開催していただけるだけでも感謝でした。


子どもたちと新幹線に乗り、
ワクワクしながら新大阪から東京に向かいました。

(オルフェ)「うわあ!銀閣寺や!」
※実は全く違うお寺…

(オルフェ)「うわあ!富士山や!!」
※実は全く違う山…


これから始まる全国大会…
行くだけでこんな感じだったので
波乱万丈だろうなあと覚悟しながら(笑)…
東京までの時間でした。


さて、東京に到着。

人混みが大嫌いな自分ですが、
さすがに初めての東京に
見るもの全てに感動していました。




ここからはバスでホテルに移動。

人!人!人!
車!車!車!

あ~~~~
やっぱり東京はすごい。




この日は各家庭で食事をとり、
ゆっくり明日に備えます。





朝がきました。

いよいよ、大会1日目。



朝食のバイキングで
予想通り、調子に乗って食べ過ぎのメンバーが続出。


ほら見てみぃ…言わんこっちゃない(怒)

予想を裏切らない
先を考えていない行動に喝。。。

「いつも通り」です。




公園で少し体を動かしたあと、
ホテルから町田市立総合体育館に移動します。

電車で1時間ちょっと…
少し距離がありました。


子どもたちは元気で
会場で健康チェックを受けていました。




今回の全国大会は
事前に全員の抗体検査や入り口での検温など、
徹底した管理の中で行われました。

その分、
たくさんの方が大会に関わって下さっていて
この大会を開催するための苦労を感じました。


Facebook見ています!」

「ブログ拝見しています!」

大会関係の方にも
そんな有難い言葉を何度もいただけました。


ちょっと、照れちゃいました♪
ご愛読、本当にありがとうございます!




さて。

体育館の中は、
熱気でムンムンしていました。

この日は3チームごとの総当たり戦。

全国各地から集まった
都道府県の代表チームが
真剣に練習をしています。



我がスカイは…

あ~だ、こ~だ、ど~だ…と、
興奮で会話に夢中(-_-;)



ちょっとここで喝を入れ、
初戦に臨ませます。

それにしても、
全国大会に来ても
「いつも通り」です。



ハラハラ・ドキドキしたいのに、
ハラハラ・イライラ…(^_^;)

「こらぁ!はよせんかい!!!」
と、いつも通りに叱られています。



でも…
よく見ていると、
若干…いつもと違って
緊張している様子も見えました。

これは、長い付き合いで感じる
ちょっとした変化です。


その一つに、
うちのヤンチャ軍団…
強がっているときは、
だいだい…ちょっと緊張しているとき。

どうでもいい会話を
ずっとやっているときは
ちょっと緊張しているとき。


なので、
そこはそっとしておきました。


(町田体育館)



試合になると、
スイッチが入ります。

この日は2試合とも
スカイらしく元気に戦うことが出来ました。



無事に1位通過で
翌日のシードをいただきました。



また電車でホテルに戻り、
ここから保護者さんたちは大忙し。

次の日の準備、そして洗濯…
子どもたちの世話。


夜中までずっと動いてくださっていました。


こうやって支えていただいて
チームが頑張れることを実感しました。


大会2日目も、同じ町田の体育館。

電車と徒歩で移動し、
二次予選の対戦を待ちます。


シードのあと、2戦目も勝利。

そして、
ベスト8をかけた勝負も見事に勝ちました。



この日の合言葉は
「勝って明日は東京体育館に行くぞ!」
でした。

ピンチがきても
東京体育館に行くぞ!」
これだけで、子どもたちのスイッチが入りました。



当たり前ですが
どのチームも全力で向かってきます。

メンバー全員を出してやることは出来ませんでしたが、
それでも、
応援やサポート、
一生懸命に動いてくれていました。



もちろん、
レギュラー陣も頑張りました。


今年のスカイは、
ブロックも大きな武器です。

しっかり2枚ついて
大きな得点源となりました。




一つの目標であったベスト8。

そして東京体育館行きを決め、
子どもたちはテンションMAXです。


最終日。
あと3つです。




最終日の朝。

朝食のバイキングも、
ちょっと賢くなって
静かに食べていた子どもたちでした(笑)


東京体育館に出発です。





地下鉄に乗り、
国立競技場前で降りました。


階段を上がると、
そこにはネットで見た
大きな大きな体育館が目の前にありました。


「うわぁ~~~!!!!!!すごい!!」

憧れていた東京体育館に、
子どもたちだけでなく、
指導者も保護者も
みんな感動の声が出ていました。




たくさん写真を撮り、
さあ、体育館に入るぞ~!と思っていたら
元全日本男子の山本選手が
テレビで中継されていました。

(オルフェ)「あ!やまもとや!」

…でっかい声で。。。

「やまもとさん!…やろ!(怒)」




入場前から
「いつも通り」がスタート。

ヒヤヒヤします(;・∀・)





入場すると、
またも「うわ~!!!」の感動の声。

広い!広い!
そして、涼しい~!!!

目の前にある素晴らしい光景に
もう感動しかありません。

東京体育館に…きた~~!!」
と、織田裕二のような喜びの声が出てしまいました。





感動に浸っているひまもなく、
スカイは第1試合から出番でした。


相手はもうアップをスタートしているのに
うちの子らは…
2階席でまだモタモタ。


これは締めておかねばと感じ、
コートに入る前に…
いつも通り…
喝!!!!


さあ、いくぞ。




どのチームも、
本当に素晴らしいチームでした。

監督さんのタイムのとり方、
そして指示の出し方、
全てが勉強になりました。


スカイの子どもたちも
うまくスイッチが入り、
初戦を突破。


この時点でベスト4に残りました。


準決勝。

公式練習から
相手のエースのスパイクに見とれて…いる訳にはいかないので、
うちも攻撃陣のスパイク、
そして、
コンビ・サーブの練習をして
試合に臨みます。


決まるはずのスパイクが落ちない。

突き破るはずのスパイクがつながれる。

そんな試合でしたが、
スカイの子どもたちも集中力を切らさず、
最後まで戦ってくれました。


ライトエースだけではなく、
レフトもしっかりしてきたので
全日本大会は予選から
2枚で勝負できるようになりました。

信頼しているセッターも
抜群のトスワークでした。



攻撃がしっかり点数になるには
やはり守備陣も頑張ってくれないといけません。

キャプテンは常に笑顔でプレーし、
ライト側は
2人のメンバーを交代で頑張らせました。


よく拾ってくれました。

あとは…
オルフェです。



失敗したときのパフォーマンス。
決めたときのパフォーマンス。
追い上げたときのパフォーマンス。
上手くいかないときのパフォーマンス。

まあ、全国大会でもいつも通り。

「おれが一番じゃ~!!」のごとく、
全国大会でも大暴れでした。。。



いつも(練習試合や練習のとき)は
「こら~!!!!」と叱られることばかりですが、
この全国でのプレーも
「さすが」でした。

レセプション、そしてサーブ。
集中力が半端ではない。


多少のパフォーマンスには目をつぶり、
試合に集中させましたが
素晴らしいプレーの連続でした。


見事に準決勝の相手をやぶり、
決勝進出です。



「おっしゃ~!次で日本一や~!!!」
と、オルフェが大声を上げだしたので
ここでまた…
喝を入れたのは言うまでもなく。。。





勝戦まで、少し時間が空きました。

この1時間がどうなるかと心配もしましたが
スカイの子らは、いつも通りでした。

いつも通り、
ハラハラもしましたが
何だかちょっと誇らしいとも思える部分も。



「あと1試合か。」

もっともっと、
この子たちと試合を楽しみたいなあと思いつつも
ついに出番がやってきます。


勝戦はアナウンスをいただき、
ピリッとした雰囲気になった状態でスタートしました。

今までに対戦したことのない
攻撃方法や守備隊形に苦労します。


第1セットを取り、
2セット目。

流れがいっきに相手にうつります。

いつもなら、
切り返して流れを取り戻しますが
取り戻せないまま奪われます。



全国に来て、初めてセットを取られました。

最後の最後で
子どもたちは動揺しないか心配でしたが
第3セットはボールをつないで
エースに持っていきました。

うちのエースは
1年生で入部してきました。

パワーも思い切りもあって
勝戦でも頼もしいエースでいてくれました。


彼のいいところは
調子が良くても悪くても
あまりそれを感じさせない部分です。


あとは体が丈夫なこと。
身長はそんなに高くありませんが
全国の地でも相手を吹っ飛ばすスパイクを
打ち込んでいました。



見事にフルセットを制し、
子どもたちがずっと目標にしていた
「全国制覇」を
本当に達成していました。




感動の表彰式でした。

ここまでしていただけるのか…と思うほど、
素晴らしい式でした。



少しはなれた後ろで見ていましたが
正面から見ていたら
感動で涙が出ていたかもしれません。


でも、
みんな背中がカッコよかった。

ユニフォームの後ろ姿、
最高にカッコよかったです。


いつもは生活指導ばっかりですが、
この時だけは
やっぱりちょっとだけ…誇らしく思えました。



帰りの新幹線は
予約していた便に遅れました。

盛大な表彰式と、
その後のインタビューや写真撮影で
かなり時間がかかりました。

でも、幸せな時間でした。



余韻にひたることもなく、
着替えてすぐに会場をあとにします。

大急ぎで東京駅へ。




到着後、すぐに自由席に乗り込みます。

みんな一緒に座れませんでしたが、
ちょっとゆっくり出来た時間でした。



お祝いのメッセージが
たくさん携帯に届いていました。

上から下まで
ずーっとメッセージが並んでいます。

嬉しかったです。

一つひとつに感謝をしながら
簡単ですが返信させていただきました。


本当に有難うございました。






新大阪に到着したのは
予定よりもかなり遅れた時間でした。

ダイヤの乱れで
結構な時間になっていました。

さあ、ここからあとは宝塚に帰るだけ!と
新幹線から降りると…

ここでビックリなサプライズ。


ホームには、スカイの仲間たちが
みんなで待っていてくれました。

しかも、
「全国大会優勝おめでとう!」と、
カードを持って並んでくれていました。


今回、全国に行けなかった女子や下級生たち。
そして、OBやOG、保護者さんたち。

一番感動した瞬間だったなあ…


感極まって
泣いている6年生の保護者さんもいました。



本当に楽しくて
本当に夢のような時間でした。

もちろん、色々ありましたけど、
その全てに
保護者さんたちが上手く動いてくださり、
「やっぱり保護者さんたちはすごいわ。」
と、感動した時間でもありました。



たくさんの応援と支えがあり、
全国大会で優勝を手にすることが出来ました。


これからも変わらず、
子どもたちとバレーボールを通じて
思いやりの気持ちが育てられるよう
頑張っていこうと思います。


たぶん、その過程で
スカイらしい大事件もいっぱいあるんだと思います。

でも、
他には(多分)無いそんな過程を
上手く乗り切っていきたいです。




全国大会は楽しかったです。
東京体育館は素晴らしかったです。

また行かせてもらえるよう、
スカイアタッカーズも一から頑張ります。



このコロナ禍の中で
全国大会を開催していただけたことに、
心から感謝しています。

大会に関わってくださった皆様、
本当にありがとうございました。



そして、
今回の全国大会出場のために
たくさんの方に支えていただきました。

毎日の応援メッセージも
大きな力となりました。

会えなくても
こうやって応援してもらえているんだと、
最高に嬉しかったです。

みんなでつかんだ優勝。
ありがとうございました。



最後に。
スカイの保護者さん。

みんなで行きたかったけれど、
今年は東京と宝塚と別々になりました。

でも、付き添い組も応援組も
それぞれ全力で頑張ってくださったこと
本当に感謝しています。




おつかれさまでした。

また…いつものスカイに戻りますが
みんなで楽しみましょう。



全国大会は宝箱にしまって…
また一から。

「いつも通り」
のスカイを楽しみましょう。


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【予選1日目】

《第1試合》
宝塚スカイ 対 サフィルヴァ(南北海道
1S : 21 - 13
2S : 21 - 8

《第2試合》
宝塚スカイ 対 三日月(佐賀県
1S : 21 - 8
2S : 21 - 15

◉予選8組1位通過
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【予選2日目】

《第1試合》
シード

《第2試合》
宝塚スカイ 対 桜ヶ丘(山形県
1S : 21 - 8
2S : 21 - 15

《第3試合》
宝塚スカイ 対 六南(愛知県)
1S : 21 - 14
2S : 21 - 17

◉ベスト8進出
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【決勝トーナメント】

《準々決勝》
宝塚スカイ 対 山王(京都府
1S : 21 - 12
2S : 22 - 20

《準決勝》
宝塚スカイ 対 鞍手(福岡県)
1S : 21 - 14
2S : 21 - 17

《決勝》
宝塚スカイ 対 新庄北(富山県
1S : 21 - 19
2S : 13 - 21
3S : 15 - 10
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